天桴・天符・天府(読み)てんぷ

精選版 日本国語大辞典 「天桴・天符・天府」の意味・読み・例文・類語

てん‐ぷ【天桴・天符・天府】

〘名〙 小型のぜんまい時計の回転速度をなめらかにし、また、遅速を調節するはずみ車の名。かちかちと刻む音を立てる部分
※随筆・春波楼筆記(1811)「予根付時計持ち行きけるに、天府のせはしなく、カチカチと廻りければ」
[補注]外来語とする説もあるが、語源未詳。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android