天気予報の自由化(読み)てんきよほうのじゆうか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天気予報の自由化」の意味・わかりやすい解説

天気予報の自由化
てんきよほうのじゆうか

天気予報法律気象庁だけに認められていたが,1992年3月の気象審議会の答申をうけ,気象庁が数値予報のデータを提供し,テレビ局など民間団体でも独自の天気予報を 行なえるよう 1993年5月に制度が改められた。これを天気予報の自由化という。自由化に伴い,気象予報士資格が新たに設けられ,警報注意報などの防災気象情報を除いて,1995年4月1日から公に天気予報を行なうことも認められた。1994年4月には天気予報業務を行なうため民間気象業務支援センターが設立され,1994年8月に第1回の気象予報士試験が実施された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android