天気境界(読み)てんききょうかい(英語表記)weather divide

日本大百科全書(ニッポニカ) 「天気境界」の意味・わかりやすい解説

天気境界
てんききょうかい
weather divide

晴天域・曇天域・雨天域(雪天域)相互境界をさし、天気界と略称することもある。ほぼ一定位置に長期間または繰り返して現れる場合には、境界の両側の地域で、顕著な気候特性の違いを生じ、気候境界として重視される。日本の冬に本州脊梁(せきりょう)山脈付近に位置する太平洋側と日本海側との間の天気界、中部ヨーロッパ南ヨーロッパの間のアルプス山脈あたりにある天気界などはその好例である。

[水越允治・福岡義隆]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android