天津軍

山川 日本史小辞典 改訂新版 「天津軍」の解説

天津軍
てんしんぐん

北清事変に際して,公使館・居留民保護のために天津に駐留した日本陸軍部隊。1901年(明治34)9月の北京議定書第9条にもとづいて,日本のほか英・露・独・仏・オーストリア・伊・米も交通要衝への駐屯権を得た。清国駐屯軍・支那駐屯軍ともよばれた。36年(昭和11)5月,それまで1000人程度だった兵力を5700人に増強。翌年日中戦争が始まると,北支那方面軍司令部と支那駐屯混成旅団に改編された。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android