天涯孤独(読み)テンガイコドク

デジタル大辞泉 「天涯孤独」の意味・読み・例文・類語

てんがい‐こどく【天涯孤独】

遠く異郷に、ひとり暮らすこと。また、身寄りがないこと。「天涯孤独身の上

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精選版 日本国語大辞典 「天涯孤独」の意味・読み・例文・類語

てんがい‐こどく【天涯孤独】

〘名〙 遠く離れた異郷に、ただひとり暮らすこと。また、身寄りがひとりもいないこと。
※木の都(1944)〈織田作之助〉「天涯孤独の境遇は、転々とした放浪めく生活に馴れやすく」

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四字熟語を知る辞典 「天涯孤独」の解説

天涯孤独

遠く離れた異郷に、ただひとり暮らすこと。また、身寄りがひとりもいないこと。

[使用例] 天涯孤独の境遇は、転々とした放浪めく生活に馴れやすく、故郷の町は私の頭から去ってしまった[織田作之助*木の都|1944]

[使用例] 孤児院は正式に引き払って来たのだから、今更戻れぬ。となるとぼくは文字通り天涯孤独の孤児になってしまう[井上ひさし*モッキンポット師の後始末|1972]

[解説] 「天涯」は空の果てまでの意味。

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