天理[市](読み)てんり

百科事典マイペディア 「天理[市]」の意味・わかりやすい解説

天理[市]【てんり】

奈良県奈良盆地東部の市。1954年市制。丹波市(たんばいち)を中心とする市場町として古くから発達したが,明治20年代以降天理教の教会本部がおかれてから宗教都市として発展。天理教関係の拝殿,宿泊所,病院,大学,図書館などの施設がある。国道24号沿いに機械,金属,化学,繊維などの工場があるが,大部分が中小企業。地場産業ふすま引手は全国生産の90%をしめる。農村部では米のほかスイカ,ミカンカキ,トマト,キュウリ,茶などを栽培。石上(いそのかみ)神宮西山古墳史跡),大和青垣国定公園がある。桜井線,近鉄天理線,西名阪自動車道が通じる。86.42km2。6万9178人(2010)。
→関連項目天理大学

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