天道干(読み)てんとうぼし

精選版 日本国語大辞典 「天道干」の意味・読み・例文・類語

てんとう‐ぼし テンタウ‥【天道干】

〘名〙 (「てんどうぼし」とも)
日光にさらし干すこと。日光に当てること。てんとぼし。てんこぼし。ひぼし。
※虎明本狂言・今神明(室町末‐近世初)「ほうろくぐんすに、ひの木ぢゃおけに水のみの、はたのかけたにてんだうぼしのいとまこはずをのまぬは人の道理なり」
路上ござなどを敷き、品物をならべてあきなう店。大道店(だいどうみせ)露店。また、そのような商売をする人。大道商人
洒落本辰巳婦言(1798)四つ明の部「天道干(テントウボシ)へぶらさげる様な革羽織でも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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