太る(読み)フトル

デジタル大辞泉 「太る」の意味・読み・例文・類語

ふと・る【太る/肥る】

[動ラ五(四)]
からだに肉や脂肪が厚くつく。太くなる。「運動不足で―・る」「まるまると―・る」⇔やせる
財産などがふえる。豊かになる。「特定の業者を―・らせる」
[可能]ふとれる
[類語]肥える肥満でぶでぶっちょ小太り太りじし太っちょ横太り中年太り水太り酒太り脂肪太り固太り着太り鮟鱇あんこでっぷりぶくぶくぶよぶよ丸丸ころころぽってりぽっちゃりぽちゃぽちゃふっくらふくよか豊満グラマー恰幅かっぷくむっちりむちむち福福しいふくらかもちもち丸ぽちゃぼってりでぶでぶずんぐりずんぐりむっくり布袋ほてい太鼓腹寸胴ずんどう太め三段腹段腹ビヤ樽

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精選版 日本国語大辞典 「太る」の意味・読み・例文・類語

ふと・る【太・肥】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 太くなる。肥えて大きくなる。肥える。
    1. (イ) 人体に肉がついてふくらむ。肥満する。
      1. [初出の実例]「法師のふとりたる」(出典:枕草子(10C終)一四九)
    2. (ロ) 一般に物が成長して大きくなる。
      1. [初出の実例]「かしらの毛ふとりて、怖ろしきこと限りなし」(出典:古本説話集(1130頃か)五一)
  3. 物が多くなる。金や品物がふえて豊かになる。
    1. [初出の実例]「身代が太るほど活計向(くらしむ)きを細くさるるは」(出典当世商人気質(1886)〈饗庭篁村〉一)

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