太刀先(読み)タチサキ

デジタル大辞泉 「太刀先」の意味・読み・例文・類語

たち‐さき【太刀先】

太刀の刃の先。切っ先。「太刀先をかわす」
切りかかる勢い。また、口や筆によって攻撃する勢い。「太刀先鋭く政府を攻撃する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「太刀先」の意味・読み・例文・類語

たち‐さき【太刀先】

〘名〙
① 太刀の尖端。きっさき。また、太刀。
浮世草子男色大鑑(1687)四「いさぎよく太刀先(タチサキ)にて埒明ん」
② 太刀で、斬りかかる勢い。
御伽草子・まんじゆのまへ(室町時代物語大成所収)(江戸初)上「ともはるが太刀さきのほどうけて見よといふままに」
相手に放つ鋭いことば。論難する舌鋒
④ (陰茎を太刀にたとえて) 陰茎の先端。また、陰茎。
※歌舞伎・謎帯一寸徳兵衛(1811)序幕「遁さぬ次手に、こちらに居る新造はおれが又太刀先(タチサ)きで」

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