太刀折紙(読み)タチオリガミ

デジタル大辞泉 「太刀折紙」の意味・読み・例文・類語

たち‐おりがみ〔‐をりがみ〕【太刀折(り)紙】

太刀に添える鑑定書。→折り紙
太刀や馬を贈るときの目録にした折り紙。

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精選版 日本国語大辞典 「太刀折紙」の意味・読み・例文・類語

たち‐おりがみ‥をりがみ【太刀折紙】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「たちおりかみ」とも )
  2. 太刀に添える鑑定書。金五枚以上と評価した品につけた。
  3. 太刀、馬などを進上する時に用いる品目数量を記した折紙。折り方、書式、字くばりなどについては種々の作法があった。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
    1. [初出の実例]「太刀折紙の馬代銀五拾目懸(がけ)蝋燭の」(出典:浄瑠璃傾城反魂香(1708頃)中)

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