夷川町(読み)えびすがわちよう

日本歴史地名大系 「夷川町」の解説

夷川町
えびすがわちよう

上京区西洞院椹木町下ル

町の中央を南北に西洞院にしのとういん(旧西洞院大路)が通り、北は椹木町さわらぎちよう(旧中御門大路)。平安京の条坊では左京二条二坊四保一六町の東側と同三坊一保一町の西側の地で、平安中期以降は中御門なかみかど大路西洞院大路の南の地。平安前期、一六町の地は桓武天皇の皇子賀陽親王の「高陽院」の地(拾芥抄)。元治元年(一八六四)「安禅寺町」の一部を合併して、現町域となった(坊目誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android