夾紵(読み)キョウチョ

デジタル大辞泉 「夾紵」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ちょ〔ケフ‐〕【××紵/挟×紵/×夾貯】

古代中国の漆技法の一つで、麻布を漆ではさむようにり合わせて造形すること。→乾漆かんしつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「夾紵」の意味・読み・例文・類語

きょう‐ちょケフ‥【夾紵・挟紵・夾貯】

  1. 〘 名詞 〙かんしつ(乾漆)
    1. [初出の実例]「夾紵(かふちょ)釈迦立像を造る」(出典:今昔物語集(1120頃か)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「夾紵」の読み・字形・画数・意味

【夾紵】きようちよ

塑像の法。

字通「夾」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「夾紵」の意味・わかりやすい解説

夾紵
きょうちょ

乾漆」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の夾紵の言及

【乾漆】より

…木,土などの型の上に麻布を漆で何重にもはり重ねて固める技法,およびその作品をいう。中国では古くから夾紵(きようちよ)といい,日本でこの技法が盛行した奈良時代には即,塞,(そく)などといった。紵は麻布の一種をいい,塞は布によってふさぐとの意であろう。…

※「夾紵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android