奇偶核(読み)キグウカク

化学辞典 第2版 「奇偶核」の解説

奇偶核
キグウカク
odd-even nuclei

陽子数奇数,中性子数が偶数原子核.陽子数だけに注目して,奇核,偶核ということもある.当然,奇奇核,偶奇核,偶偶核もあり,原子核の安定性を議論するのに使われる.現在知られている原子核は,偶偶核164,偶奇核55,奇偶核50,奇奇核4で,偶偶核が圧倒的に多い.奇奇核の4個は 12H,36Li, 510B, 714N である.[別用語参照]ハーキンズの規則

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android