奇形・畸形(読み)きけい

精選版 日本国語大辞典 「奇形・畸形」の意味・読み・例文・類語

き‐けい【奇形・畸形】

〘名〙
① (形動) 珍しい形。不思議な形。異様なすがた。また、そのさま。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編「夫婦奇形(キゲイ)なるシャップを冠(かぶ)らせ」
動植物が、個体発生の異常や種々の障害などのために、解剖学的に異常、不整の形をしていること。また、そのもの。母体感染症や薬物摂取と関係するものもある。〔医語類聚(1872)〕
※くすり公害(1971)〈高橋晄正薬石効なく「睡眠剤を飲んだお母さんたちのなかから、ひどい手足の奇形をもった不幸な子供たちが大ぜい生れたことは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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