奈井江(読み)ないえ

改訂新版 世界大百科事典 「奈井江」の意味・わかりやすい解説

奈井江[町] (ないえ)

北海道中央部,空知支庁空知郡の町。人口6194(2010)。夕張山地前山石狩平野を含み,石狩川中流部の左岸に位置。JR函館本線および国道12号線が通じる。北の砂川市との境に奈井江砂川インターチェンジがある。1886年から囚人による国道の掘削,岩見沢~歌志内間の鉄道建設,耕地の整備が行われた。東部山地には第2次大戦前後から炭鉱が本格的に開かれ,最盛時には人口も1万8000人を数えたが,1973年全炭鉱が閉山した。水田単作農家が多い。1968年北海道電力奈井江火力発電所(最大出力35万kW)がつくられ,工場誘致も進められている。市街地北東の東奈井江に奈井江温泉(単純硫黄泉,13℃)がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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