奈義(読み)なぎ

改訂新版 世界大百科事典 「奈義」の意味・わかりやすい解説

奈義[町] (なぎ)

岡山県北東部,勝田郡の町。人口6085(2010)。中国山地の主峰那岐山南麓に位置し,鳥取県に隣接する。東西に断層が走り,その南に日本原などの第三紀層の丘陵と津山盆地北東端の平たん地が分布する。農業基幹産業で,米・麦作を中心に,野菜,果物タバコの産が多く,酪農も盛んである。南西部の日本原はハイキングの好適地で,陸上自衛隊駐屯地もある。那岐山麓の菩提寺は行基の開基といわれ,法然が修行した寺として著名。境内にある大イチョウは天然記念物。国道53号線が通じる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android