奈良豆比古神社(読み)ならづひこじんじや

日本歴史地名大系 「奈良豆比古神社」の解説

奈良豆比古神社
ならづひこじんじや

[現在地名]奈良市奈良阪町

奈良坂(般若寺越)の最高所に鎮座。旧村社。「延喜式」神名帳の添上そえかみ郡「奈良豆比古神社鍬靫」とされ、春日社とも八幡社とも称する。祭神は施基親王・平城津彦ならつひこ神・春日かすが王の三座。施基親王は天智天皇の第七子で、芝基・志紀(日本書紀)・志貴(万葉集・続日本紀)とも書き、光仁天皇の父である。「続日本紀」によると、霊亀二年(七一六)に没し、宝亀元年(七七〇)に追尊して春日宮天皇と称したといい、一に田原天皇という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android