奏弾(読み)そうだん

精選版 日本国語大辞典 「奏弾」の意味・読み・例文・類語

そう‐だん【奏弾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 皇帝天皇役人の罪過を奏上し弾劾すること。奏劾。〔梁書‐劉之
  3. 令制で、弾正台が五位以上の官人非違を糾弾し、その非違が大きい場合は、詳細にその犯状を記録し、尹(いん)以下、判官以上がこれを奏上すること。その文書様式奏弾式という。〔令義解(718)〕

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普及版 字通 「奏弾」の読み・字形・画数・意味

【奏弾】そうだん

奏劾。

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世界大百科事典(旧版)内の奏弾の言及

【公式様文書】より

…飛駅下式に対するのが飛駅上式で,地方の異変を急奏する。奏弾式は,弾正台が高級官人の犯罪の罪状を直奏するときのもの。(2)(a)は皇太子令旨式,(b)は啓式である。…

※「奏弾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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