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契沖【けいちゅう】
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世界大百科事典 第2版の解説-
けいちゅう【契沖】
1640‐1701(寛永17‐元禄14)
江戸時代の古典学者。俗姓下川氏。契沖は法号。祖父元宜は加藤清正に仕えていたが,加藤家改易のため契沖は浪人の子として生まれた。幼時から記憶力に優れ5歳のとき母の教えた百人一首を暗記したという。11歳のとき大坂今里の妙法寺に入り丯定(かいじよう)の弟子となり,13歳で高野山東宝院の快賢について仏道修行し,阿闍梨(あじやり)位を得て大坂生玉の曼陀羅院の住持となった。この間に下河辺長流の知遇を得たが,やがて27歳のころ放浪の旅に出て長谷から室生山に至って死を決意し,岩頭に頭を打ちつけたが果たさなかった。・・・
▼契沖について記述のある項目
国語学【こくごがく】 源氏物語【げんじものがたり】 万葉代匠記【まんようだいしょうき】 勢語臆断【せいごおくだん】 国学【こくがく】 古今和歌集【こきんわかしゅう】 厚顔抄【こうがんしょう】 和字正濫鈔【わじしょうらんしょう】 歌論【かろん】
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説-
契沖 けいちゅう
 
1640-1701 江戸時代前期の国学者。
寛永17年生まれ。真言宗の僧。延宝6年大坂今里の妙法寺住職,晩年は大坂高津の円珠庵に隠棲(いんせい)した。下河辺長流(しもこうべ-ちょうりゅう)の影響で古典を研究。徳川光圀(みつくに)の依頼で「万葉集」を注釈し,「万葉代匠記」をあらわす。また「和字正濫鈔(しょうらんしょう)」などで歴史的仮名遣いを提唱。実証的古典研究の方法を確立,国学興隆の基礎をきずいた。元禄(げんろく)14年1月25日死去。62歳。摂津尼崎(兵庫県)出身。俗姓は下川。字(あざな)は空心。歌集に「漫吟(まんぎん)集」。
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デジタル大辞泉の解説-
けいちゅう 【契沖】
[1640~1701]江戸前期の国学者・歌人。摂津の人。俗姓、下川。高野山で修行して阿闍梨(あじゃり)位を得る。晩年は大坂高津の円珠庵に隠棲。下河辺長流の業を継いで「万葉代匠記」を完成、国学発展の基礎を築いた。他に「古今余材抄」「勢語臆断」「和字正濫鈔」「漫吟集」など。
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美術人名辞典の解説- 江戸前・中期の国学者。摂津尼崎生。字は空心、号は円珠庵。高野山で修業。徳川光圀から託され万葉集の注釈をし、『万葉代匠記』として完成。秘事口伝を排し、自由で実証的研究法を確立して国学勃興の先駆をなす。元禄14年(1701)歿、62才。
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百科事典マイペディアの解説-
江戸前期の真言宗僧,国学者,歌人。俗姓下川氏。摂津尼崎に生まれ,11歳で出家。23歳で大坂の曼陀羅院の住職となり,このころ下河辺長流と知った。27歳ころ高野山に入り,やがて和泉の伏屋氏のもとで内外の諸書を渉猟,国学の基礎を築いた。
(1640-1701)
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大辞林 第三版の解説-
けいちゅう【契沖】
(1640~1701) 江戸前期の国学者・歌人。俗姓,下川。字(あざな)は空心。契沖は法号。摂津の人。大坂高津(こうづ)の円珠庵に隠棲。和漢の学,悉曇(しつたん)に精通,復古の信念に基づくすぐれた古典の注釈研究,古代の歴史的仮名遣いを明らかにするなど,その文献学的方法は近世国学の基盤をつくった。著「万葉代匠記」「古今余材抄」「勢語臆断」「和字正濫鈔」,「円珠庵雑記」など。
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