奢侈(読み)シャシ

デジタル大辞泉 「奢侈」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐し【××侈】

[名・形動]度を過ぎてぜいたくなこと。身分不相応に金を費やすこと。また、そのさま。「奢侈に流れる」「奢侈生活
[類語]贅沢おごり驕奢おごる豪奢ごうしゃ豪勢華奢かしゃ驕侈きょうし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奢侈」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐し【奢侈】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「奢」「侈」はともにおごる意 ) 身分不相応なくらしをすること。度をこえたおごり。また、そのさま。ぜいたく。
    1. [初出の実例]「一、請奢侈事」(出典本朝文粋(1060頃)二・意見十二箇条〈三善清行〉)
    2. 「近年以来世の風俗も日々に奢侈に趣きしに」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)下)
    3. [その他の文献]〔史記‐任氏伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「奢侈」の読み・字形・画数・意味

【奢侈】しやし

ぜいたく。〔国語、晋語八〕桓子にびて驕泰(けうたい)奢侈、貪慾(たんよく)(きは)まること無く、則を略(をか)し志を行ひ、假貸(かたい)して賄(わい)を居(たくは)ふ。

字通「奢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android