…作曲は多梅稚(おおのうめわか)のものがよく知られているが,東海道(1集),山陽・九州(2集)がそれぞれ多と上真行(かみさねみち),奥州線~磐城線(3集)が多と田村虎蔵,北陸地方(4集)が納所弁次郎と吉田信太,関西参宮南海各線(5集)が多。《島船あそび》(奥好義(おくよしいさ)曲),《奈良めぐり》(目賀田万世吉(めかだませきち)曲)の挿入歌がある。〈汽笛一声新橋を〉に始まる多の曲(1集)が広く親しまれたが,七五調のこの種の唱歌は当時類書が続出した。…
※「奥好義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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