奥好義(読み)おく よしいさ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奥好義」の解説

奥好義 おく-よしいさ

1857-1933 明治-昭和時代前期の雅楽家,作曲家。
安政4年9月22日生まれ。明治3年宮内省雅楽局の伶員(れいいん)となる。16年雅楽師に昇進,のち文部省音楽取調掛御用掛,女子高等師範(現お茶の水女子大)助教授などを兼任。13年に作曲した「君が代」が26年祝日大祭日の唱歌にえらばれた。昭和8年3月9日死去。77歳。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の奥好義の言及

【鉄道唱歌】より

…作曲は多梅稚(おおのうめわか)のものがよく知られているが,東海道(1集),山陽・九州(2集)がそれぞれ多と上真行(かみさねみち),奥州線~磐城線(3集)が多と田村虎蔵,北陸地方(4集)が納所弁次郎と吉田信太,関西参宮南海各線(5集)が多。《島船あそび》(奥好義(おくよしいさ)曲),《奈良めぐり》(目賀田万世吉(めかだませきち)曲)の挿入歌がある。〈汽笛一声新橋を〉に始まる多の曲(1集)が広く親しまれたが,七五調のこの種の唱歌は当時類書が続出した。…

※「奥好義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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