奥羽永慶軍記(読み)おううえいけいぐんき

日本歴史地名大系 「奥羽永慶軍記」の解説

奥羽永慶軍記
おううえいけいぐんき

三九巻 戸部正直

成立 元禄一一年

写本 国立国会図書館ほか

解説 戦国期を主とした東北地方全般にわたる戦乱を描く戦記物語著者の戸部(一斎)は尾張国笠寺城主の子孫で、父忠直が大坂城落城で浪人し雄勝郡に移った。

活字本 改定史籍集覧第八冊・戦国史料叢書

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「奥羽永慶軍記」の意味・わかりやすい解説

奥羽永慶軍記 (おううえいけいぐんき)

戦記。1698年(元禄11)出羽国雄勝郡横堀の戸部正直の著述。39巻。書名天文永禄から慶長・元和までの戦記を意味する。書名のとおり,16世紀半ばから17世紀初めに至る陸奥・出羽両国の群雄抗争興亡を詳述している。〈先輩の旧記に考へ,亦は古老見聞の直談に聴き〉編述されたもので史実の誤りもあるが,参考にすべき価値がある。《史籍集覧》《戦国史料叢書》所収
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