女中衆(読み)じょちゅうしゅう

精選版 日本国語大辞典 「女中衆」の意味・読み・例文・類語

じょちゅう‐しゅう ヂョチュウ‥【女中衆】

〘名〙 (「じょちゅうしゅ」とも)
① 女の人たち。婦人たち。敬っていう語。
実隆公記‐文明六年(1474)正月二日「子刻計女中衆御局各参賀了」
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)初「とのさまはいい男だ。さぞ女中衆(ヂョチウシュ)がこすりつけるだろふ」
他家に奉公する女性下女などの敬称
※歌舞伎・花街模様薊色縫(十六夜清心)(1859)三幕「こなたの娘のお虎どのが、一昨日の晩駈落をしたが、外に女中衆(ヂョチウシウ)がないと見へる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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