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女史箴図 【じょししんず】

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世界大百科事典 第2版の解説

じょししんず【女史箴図 Nǚ shǐ zhēn tú】 

《博物志》の著者としても知られる中国,西晋の張華の《女史箴》(《文選》巻五十六)を絵画化した作品。《女史箴》とは張華が後宮記録をつかさどる女官である女史に名をかりて,楚の荘王の夫人樊姫(はんき),斉の桓公の夫人衛姫などの古の模範的な女性徳行を挙げ,后妃戒めとした文章。張華は女史による箴言という体裁をとることによって恵帝の賈后一族専権を風刺しようとしたといわれる。現在大英博物館所蔵される作品は東晋の顧愷之(こがいし)の原画を唐代に模写したものとされる。


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デジタル大辞泉の解説

じょししんず 〔ヂヨシシンヅ〕 【女史箴図】
 
東晋の顧(こがいし)筆の画巻。西晋の張華が宮中の女官に心得を説くためにまとめた「女子箴」をもとに、一節ごとに絵で表したもの。大英博物館に初唐の模本が伝わる。

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監修:松村明
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大辞林 第三版の解説

じょししんず【女史箴図】
 
画巻。中国,東晋の画家顧愷之(こがいし)の筆と伝える。宮廷女官の心得を絵と文で描き表したもの。初唐期の模本を大英博物館が所蔵する。


(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の女史箴図の言及

【顧愷之】より
…彼の絵の本領は対象の精神性を写しとろうとする晋初以来の伝統にのっとった肖像画にあり,疾風迅雷と評されたすばやい流麗な筆線でモデルの個性や雰囲気を巧みに表現したもので,隋・唐の文献の伝える仙人,美人,鳥獣などの画目ではすでにイメージの大きなずれが生じている。大英博物館蔵《女史箴(じよししん)図巻》,北京故宮博物院蔵《列女伝図巻》は後世の模本ではあるが,風刺的風俗画,説話画的表現の豊かな反面,古拙な要素も残していて,原本の顧愷之筆の伝称を信じさせるに足る作品といえよう。【古原 宏伸】。…
【女史】より
…唐代女史の一つに彤史(とうし)という官があるのは,女史が彤管(赤い軸の筆)を用いたことに由来する。西晋張華の〈女史箴〉は賈皇后の不品行を風刺するために後宮女姓の訓戒を説いたもので,これがさらに《女史箴図》を生んだ。【谷川 道雄】。…
※「女史箴図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


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女史箴図に近い言葉→女史

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