奸詐(読み)カンサ

デジタル大辞泉 「奸詐」の意味・読み・例文・類語

かん‐さ【×奸詐/×姦詐】

うそ計略で人を陥れようとすること。わるだくみ。
懶慢らんまん欺偽さぎ、―なるを以て」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奸詐」の意味・読み・例文・類語

かん‐さ【奸詐・姦詐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) うそをついて人をだましたり、悪い計略をめぐらして人をおとしいれたりすること。また、そのさま。わるだくみ。さぎ。奸偽。
    1. [初出の実例]「身苦貧窮、競為姧詐」(出典続日本紀‐和銅七年(714)二月辛卯)
    2. 「英国の政府は、懦慢・欺偽・姦詐なるを以て、大将の外に在るもの、掣肘矛盾せらるること多く」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九)
    3. [その他の文献]〔韓非子‐難一〕

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