如何にとして(読み)いかにとして

精選版 日本国語大辞典 「如何にとして」の意味・読み・例文・類語

いかに【如何に】 と して

  1. ( 副詞「いかに」、格助詞「と」、サ変動詞「す」の連用形「し」、接続助詞「て」の連なったもの。さらに下に助詞「も」の付くこともある )
  2. 疑問質問の意を表わす。どのようにして。どうやって。
    1. [初出の実例]「是、いかにとして心得(え)べきや」(出典風姿花伝(1400‐02頃)三)
  3. ( 多くあとに「も」を伴って ) 断定否定を強める意を表わす。どうしても。なんとしても。
    1. [初出の実例]「いかにとしてうしなひ申すべきと存じ候ひて」(出典:車屋本謡曲・雲雀山(1505頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android