…講堂は平城宮の朝集殿を移建し,食堂は藤原仲麻呂の寄進にかかる。763年鑑真は入寂したが,以後如宝,豊安(ぶあん)などが伽藍の整備に当たり,金堂は宝亀年間(770‐781)の造営とする説が有力であり,もと遣唐大使藤原清河家からも堂宇の施入があるなど,多くの喜捨が寄せられた。ことに776年に寺封50戸が施入されたことは,私寺から官寺への移籍を示すもので,この寺封50戸は812年(弘仁3)にも引き続き施入された。…
※「如宝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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