妙法の火(読み)みょうほうのひ

精選版 日本国語大辞典 「妙法の火」の意味・読み・例文・類語

みょうほう【妙法】 の 火(ひ)

毎年八月一六日(もとは陰暦七月一六日)の夕暮精霊送り火として京都の山々に点ずる火の一つ。左京区松ケ崎の妙法山に薪を積み並べ火を点じて妙法二字の形を表わすもの。また、その火。みょうほう。→大文字(だいもんじ)の火。《季・秋》 〔俳諧・誹諧通俗志(1716)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android