姉様被(読み)あねさんかぶり

精選版 日本国語大辞典 「姉様被」の意味・読み・例文・類語

あねさん‐かぶり【姉様被】

〘名〙 婦人手拭いのかぶり方の一つ。手拭いの中央を額にあて、その両端左右から後ろへまわして、一方の端をさらに頭へのせてはさむかぶり方。あねかぶり。あねさまかぶり。
三人妻(1892)〈尾崎紅葉〉後「花香り、人は出盛る中を、姉様冠(アネサンカブ)りに目鬘(めかづら)して」

ねえさん‐かぶり【姉様被】

〘名〙 婦人の手拭いのかぶり方の一つ。手拭いの中央を額にあて、両端を左右から後ろへ回し、一方の端をさらに頭へのせる。あねさんかぶり。
※落語・角兵衛の婚礼(1891)〈三代目三遊亭円遊〉「姉(ネヘ)さん被(カブ)りで豆をいったり袋へ入れたりする様子

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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