姥ヶ谷(読み)うばがやつ

日本歴史地名大系 「姥ヶ谷」の解説

姥ヶ谷
うばがやつ

聖福寺しようふくじやつ入口に位置する江ノ電稲村いなむらさき駅の西側の小さな谷をいう。もとうばふところといわれて腰越こしごえ村境に接し、江戸後期の極楽寺村絵図(極楽寺蔵)にも「姥ケ懐谷」と明示されている。「風土記稿」は谷の広さを奥行四町ほど、横一五間余と記し、元弘三年(一三三三)五月の新田義貞の鎌倉攻めに際し、伏兵を置いた所と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android