婆娑羅扇(読み)バサラオウギ

デジタル大辞泉 「婆娑羅扇」の意味・読み・例文・類語

ばさら‐おうぎ〔‐あふぎ〕【婆×娑羅扇】

室町時代京都で流行した、はでな絵柄の扇。また、ばさら絵を描いた扇。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「婆娑羅扇」の意味・読み・例文・類語

ばさら‐おうぎ ‥あふぎ【婆娑羅扇】

〘名〙 婆娑羅絵などの、人目をひくはなやかな絵模様の紙扇。だてな扇。はでな扇。
建武年間記(南北朝頃)「口遊。去年八月二条河原落書 此比都にはやる物。夜討強盗謀綸旨〈略〉ばさら扇の五骨」

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