嬬恋[村](読み)つまごい

百科事典マイペディア 「嬬恋[村]」の意味・わかりやすい解説

嬬恋[村]【つまごい】

群馬県西端に位置する,吾妻郡の村。東へ吾妻川が流れ下るほかは,三方を長野県と接して2000mを超す高山が続き,村の大半が標高1000m以上の高原をなす。夏場でも気候は冷涼で,キャベツをはじめとした高原野菜を特産する。冬場は寒さが厳しく多雪で,万座や茨木(ばらぎ)高原,鹿沢にはスキー場もある。観光資源はきわめて豊富で,万座鹿沢の両温泉は全国的な知名度を誇るほか,北には近接する白根山,西には四阿山,南には湯ノ丸山や浅間山がそびえ,登山者も多い。南部鬼押出しは,1783年の浅間山大噴火の痕跡として名高い。JR吾妻線,国道144号,146号のほか観光道路〈浅間白根火山ルート〉が南北に走る。337.58km2。1万183人(2010)。

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