子育てシェアリング(読み)こそだてしぇありんぐ

知恵蔵mini 「子育てシェアリング」の解説

子育てシェアリング

育児援助を必要とする人と手伝える人を行政や企業のサービスで結び、子育てを数人で共有するという取り組み。行政によるサービスの事例として、子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)がある。各市町村規模で実施する同事業は、24時間分の研修を受けた子育て経験のある人が「提供会員」としてセンターに登録し、支援を求める会員の子どもを自宅で預かるというもの。サービスの利用者は増加しているものの、提供会員の不足課題となっている。一方、企業によるサービスの事例として、株式会社AsMama(アズママ)が運営する子育てシェアリングの会員登録制サイトがある。5万人以上が登録しており(2017年9月1日現在)、会員は、同サイトやスマホアプリを活用して、近隣知人などに子どもを預けることができる。サービス終了後に、依頼者は支援者に対して1時間500~700円を支払うという仕組みで、これまでに1万5000件以上の実績がある。

(2017-10-12)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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