子隣村(読み)ことなりむら

日本歴史地名大系 「子隣村」の解説

子隣村
ことなりむら

[現在地名]掛川市子隣

城東きとう郡に所属。小笠おがさ山の東、上小笠川上流の谷にあり、北は金谷かなや村・和田わだ村、西は岩井寺がんしようじ村。正保(一六四四―四八)以後岩井寺村を分村したという。正保郷帳に村名がみえ、田方二三七石余・畑方五三石余、横須賀藩領。元禄郷帳では高二二六石余。国立史料館本元禄郷帳では旗本長谷川領(幕末に至る)。村高の減少は岩井寺村を分村したことによる。享保二年(一七一七)旗本長谷川氏の陣屋が置かれた(土方村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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