孔席暖まらず墨突黔まず(読み)コウセキアタタマラズボクトツクロマズ

デジタル大辞泉 「孔席暖まらず墨突黔まず」の意味・読み・例文・類語

孔席こうせきあたたまらず墨突ぼくとつくろまず

班固「答賓戯」から》孔子座席は暖まる暇がなく、墨子の家の煙突は黒くなることがない。孔子と墨子は天下を遊説して回り、家に落ち着くことがなかったということ。

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精選版 日本国語大辞典 「孔席暖まらず墨突黔まず」の意味・読み・例文・類語

こうせき【孔席】 暖(あたた)まらず墨突(ぼくとつ・くろつき)(くろ)まず

孔子の席は暖まることなく、墨子の家の煙突は煙で黒くなることがない。孔子と墨子は世を救うために東奔西走して家におちつくことがなかったということ。
※世俗諺文鎌倉期点(1250頃)「孔席暖(アタタマル)なく、墨突(クロツキ)(クロ)まず」 〔班固‐答賓戯〕

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