字華(読み)チーハー

デジタル大辞泉 「字華」の意味・読み・例文・類語

チーハー【字華】

《〈中国語〉》36種の熟語を記した紙を配り、胴元の伏せた熟語を予想するとばく。中国本土で流行し、明治期、日本にも伝わった。

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精選版 日本国語大辞典 「字華」の意味・読み・例文・類語

チー‐ハー【字華】

  1. 〘 名詞 〙 ( 中国語から ) 中国の賭博(とばく)一つ。三六個のことばを記した罫紙を配り、胴元の伏せたことばを当てさせる。当たると賭け金の三〇倍がもらえ、はずれると賭け金は胴元に返す。明治時代横浜神戸の華僑居留区からはやり出した。
    1. [初出の実例]「居留地の支那館にて興行するチイパアの札を買ひ」(出典:東京日日新聞‐明治二〇年(1887)五月一四日)

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