…これらの用法のほかに,文字に関する万般の知識を応用した下記のような遊戯的な表記もある。〈下風(あらし)〉〈馬声・蜂音・石花・蜘(い)・(ぶ)・(せ)・(くも)〉〈山上復有山(いで)(出)〉〈向南(きた)〉〈八十一(くく)〉〈十六(しし)〉〈重二(し)〉〈並二(し)〉〈喚鶏(つつ)〉〈羲之(てし)〉など,本来中国にも行われた一種の字謎(じなぞ)である。 通常,万葉仮名の分類は,江戸時代末期の僧春登(しゆんとう)の《万葉用字格》のものが著名で,次の8範疇(はんちゆう)に分類する。…
※「字謎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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