存の外(読み)ゾンノホカ

デジタル大辞泉 「存の外」の意味・読み・例文・類語

ぞん‐の‐ほか【存の外】

思いのほか。存外。
交際つきあっては―やさしい処があって」〈一葉にごりえ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「存の外」の意味・読み・例文・類語

ぞん【存】 の 外(ほか)

思いの外。意外。案外。ぞんがい。存じの外。
愚管抄(1220)六「万の事存の外に候などぞ」
咄本・昨日は今日の物語(1614‐24頃)下「あるちご、そんのほかに餠を聞し召し」

ぞんじ【存】 の 外(ほか)

思いがけないこと。案外のこと。思いの外。存の外。
※宇治拾遺(1221頃)一一「けふのうちによせて攻めんこそ、あのやつはぞむじのほかにして、あわてまどはんずれ」

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