孝ず(読み)キョウズ

デジタル大辞泉 「孝ず」の意味・読み・例文・類語

きょう・ず〔ケウず〕【孝ず】

[動サ変]
親孝行をする。
父母に―・ずる心もっとも深し」〈今昔・七・二七〉
亡くなった親の供養をする。
後々の御わざなど、―・じつかうまつり給ふさまも」〈賢木

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精選版 日本国語大辞典 「孝ず」の意味・読み・例文・類語

きょう‐・ずケウ‥【孝】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙
  2. 親によくつかえる。孝行する。
    1. [初出の実例]「過現の二生(にしゃう)、重ねて本経を誦(ず)し、現に二父に孝し、美(よ)き名後に伝ふ」(出典日本霊異記(810‐824)上)
  3. 亡き親の供養をする。追善供養をする。
    1. [初出の実例]「後々の御わざなど、けうじつかうまつり給ふさまも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)

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