孟子村(読み)もうこむら

日本歴史地名大系 「孟子村」の解説

孟子村
もうこむら

[現在地名]海南市孟子

貴志きし川左岸、野尻のじり村の北東下流に位置する。那賀なが郡に属し、集落は川沿いの狭い河岸段丘面に集まるが、村域は西方名草なくさ郡境に広がる山地が大部分を占める。西は名草郡大河内おおかわち(現和歌山市)で、両村はれきヶ峠(一四五メートル)によって結ばれており、この道は貴志川に架かる加伊多かいた橋によって南の原野はらの村、さらには高野山へ通じる支道としても利用されていた。古くは野上のかみ庄に含まれた地で、野上七村のうち別院べついん村に属した(続風土記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android