孤鴻(読み)ここう

精選版 日本国語大辞典 「孤鴻」の意味・読み・例文・類語

こ‐こう【孤鴻】

  1. 〘 名詞 〙 群れをはなれた一羽の雁(かり)。孤独な雁。孤雁(こがん)
    1. [初出の実例]「眼到孤鴻滅没処、只見空水碧相涵」(出典:六如庵詩鈔‐二編(1797)四・壬子仲秋余与伴蒿蹊回郷里于江州〈略〉作詩紀一時情景)
    2. [その他の文献]〔李煜‐憶王孫詞〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「孤鴻」の読み・字形・画数・意味

【孤鴻】ここう

一羽のおおとり。魏・阮籍〔詠懐、八十二首、一〕詩 鴻、外野に號(な)き 鳥、北林に鳴く 徘徊して、將(は)た何をか見る 憂思、獨り心を傷ましむ

字通「孤」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android