宇加川村(読み)うかがわむら

日本歴史地名大系 「宇加川村」の解説

宇加川村
うかがわむら

[現在地名]穴水町宇加川・花園はなぞの

内浦街道に沿い、北は古君ふるきみ村、南は前波まえなみ村。南東立山連峰を望む。年次に検討の余地がある文応二年(一二六一)六月一三日の諸橋六郷田数目録(諸橋稲荷神社文書)に「本郷ト古君ノ境ハ鵜か川下ハ北ノ川まで」とあり、「鵜か川」とも記された。天正一一年(一五八三)の諸橋村検地帳(諸橋文書)によると、前波村・沖波おきなみ村とともに諸橋もろはし村に含まれていた。慶長七年(一六〇二)の鵜川天神堂奉加札(能都町菅原神社蔵)に「弐斗二升五合 米 宇賀川惣中」とみえる。元和二年(一六一六)・同六年の総検地で他の二ヵ村とともに分立して独立村となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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