宇宙竜巻(読み)ウチュウタツマキ

デジタル大辞泉 「宇宙竜巻」の意味・読み・例文・類語

うちゅう‐たつまき〔ウチウ‐〕【宇宙竜巻】

1960年に発見された、蠍座方向にある電波天体太陽系からの距離約4万光年で、2つの円錐の頂点を逆向きにつなげたような形状。大きさは約110光年。発見後ながらく正体が分からなかったが、2014年に慶應義塾大学などの研究チームが、X線天文衛星すざく」などによる観測で解明した。中心にある、現在は不活性なブラックホールが活発だった時期両極から噴出した2本の宇宙ジェットと、それらが分子雲と衝突して形成された両端プラズマが輝いている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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