宇治田原(読み)うじたわら

精選版 日本国語大辞典 「宇治田原」の意味・読み・例文・類語

うじたわら うぢたはら【宇治田原】

京都府綴喜(つづき)郡東端の地名滋賀県と接し、宇治川の谷に発達宇治茶産地として茶の栽培が盛ん。禅定寺がある。

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改訂新版 世界大百科事典 「宇治田原」の意味・わかりやすい解説

宇治田原[町] (うじたわら)

京都府南東部,綴喜(つづき)郡の町。人口9711(2010)。北と東は滋賀県に接する。町域の大半山林が占め,耕地は宇治川支流の田原川沿いの低地にある。宇治茶の主産地として知られ,茶園が丘陵部に広がり,平たん部ではおもに玉露が栽培される。林業も主産業の一つで杉,ヒノキ,松を主とし,みがき丸太の生産が盛んである。零細な農業が多く,第1次産業は衰退が著しい。人口は,1970年ころまで減少を続けたが,近年増加傾向にある。
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世界大百科事典(旧版)内の宇治田原の言及

【田原】より

…京都府綴喜郡内の地名。広くは宇治田原町全体を指すが,狭義では同町の北部奥山田と西端の高尾(こうの)を除いた地帯を指す。四方を山に囲まれ,南側一帯に旧石器の出土層がつらなり,奥山田では黒曜石が採収される。…

※「宇治田原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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