宇津木向原遺跡

山川 日本史小辞典 改訂新版 「宇津木向原遺跡」の解説

宇津木向原遺跡
うつきむこうはらいせき

東京都八王子市宇津木町の低台地上にある縄文中期と弥生後期~古墳前期の複合集落。1964~66年(昭和39~41)に,縄文時代竪穴住居跡19軒と弥生時代の竪穴住居跡39軒,4基の方形周溝墓(しゅうこうぼ)が調査された。方形周溝墓の中央部には土壙があり,副葬品としてガラス玉が出土したことからはじめて墓と認識され,大場磐雄によって方形周溝墓と命名された。弥生時代の竪穴住居跡からは素文鏡が出土した。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

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