宇都宮志料(読み)うつのみやしりよう

日本歴史地名大系 「宇都宮志料」の解説

宇都宮志料
うつのみやしりよう

二一巻九冊・拾遺七巻三冊 上野基房編・上野祥房補訂

写本 高橋節子氏

解説 江戸時代の宇都宮町に関する事項を記したもの。序に下野庵宮住遺稿、海老叟漁隠補訂と記される。海老叟漁隠は上野基房の子文左衛門祥房のことで、付録二巻・拾遺七巻を増補し、幕末まで記述した。本多正純町立町年寄の事、屋敷坪数覚などを記し、宇都宮町の成立と発展過程をたどることができる。「宇都宮故実抄」「宇都宮史」と重なる部分が多い。

活字本栃木県史」史料編近世一(抄録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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