宇都母知神社(読み)うつもちじんじや

日本歴史地名大系 「宇都母知神社」の解説

宇都母知神社
うつもちじんじや

[現在地名]藤沢市打戻

打戻うちもどりの西部字宮台みやだいにある。祭神は天照大神・稚産霊神・若日下部命。稚産霊神は五穀蚕桑をつかさどる神。旧郷社。「延喜式」神名帳にみえる高座郡の式内社の一。天慶二年(九三九)大和国泊瀬はつせ(現奈良県桜井市)より雄略天皇の皇后日下部王の霊を勧請して相殿に祀ったという。正応三年(一二九〇)執権北条貞時が社殿造営、将軍久明親王が参詣

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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