宇高村
うだかむら
[現在地名]新居浜市宇高町一―四丁目・郷二丁目・東雲町二丁目・高津町・高田一―二丁目・宇高・桜木町
国領川下流の東岸、沢津村の東にある平地村。北は燧灘に臨み、南は郷村に接し、村域の大部分が砂堆で占められる。
村内に一之坪・二之坪・三之坪と呼称する小字が南から北に配列しているので、地割と併せ考察すると、古く条里制が施行されていたことがうかがえる。天文二〇年(一五五一)九月三日高外木城(現西条市)城主石川通昌が金子城主金子元成に与えた領知状(金子文書)のなかに「越智方本地之内島山百貫、宇高方本地、別名半分、同行松分知行並善分三ケ所五十貫」とあるのが初見。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報