守株・株守(読み)しゅしゅ

精選版 日本国語大辞典 「守株・株守」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐しゅ【守株・株守】

〘名〙 (昔、宋の農夫が、偶然兎が木の切株に頭をぶつけて死んだのを見て以来百姓仕事をやめ、木の株の番をして暮らし、国じゅうの笑い者になったという「韓非子五蠹」の故事から) 古い習慣をいつまでも固守して、時に応じて処理する能力の乏しいこと。また、進歩のないこと。株を守りて兎を待つ。
経国集(827)二〇・主金蘭対策文「若乃専崇朴質、便渉守株之識
明六雑誌‐三六号(1875)天降説の続き〈阪谷素〉「又旧習を株守し之を変ずるを知らず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android