安丸村(読み)やすまるむら

日本歴史地名大系 「安丸村」の解説

安丸村
やすまるむら

[現在地名]物部村安丸

黒代くろだい村の上韮生かみにろう川東南対岸に位置し、北東上流は五王堂ごおうどう村。東方槙山まきやま川流域の諸村と境する山々が連なる。「土佐州郡志」は「東西十六町南北十六町、戸凡五十八、其土赤、伝云古此処安丸弥太郎者住居故為村名、安丸・影之安丸・日浦安丸、惣名安丸村也」と記す。

韮生郷に属し、天正一六年(一五八八)の韮生谷地検帳によれば安丸之村・ホトノ村・大屋敷村・カミヤノ谷など三五筆が安丸名とあり、すべて安丸弥太郎の扣地。総地高三町七反二二代で、うち田分二町二反二二代・山畠屋敷一町五反。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android